• 2022年09月22日

    【研修会報告】ペリオⅠ 問題点を明確にできる情報収集の 必要性と医療面接の方法

今年度のペリオ3回コースのうち、第1回目となる研修会が9月11日 (日)に開催された。

「問題点を明確にできる情報収集の必要性と医療面接の方法」をテーマに一般社団法人サンスター財団健康推進室口腔健康チームの歯科衛生士である福池久恵先生と野田めぐみ先生をお迎えし、オンラインで実施した。

午前の福池久恵先生は、①歯周病の基礎知識、②症例から学ぶ、③日本歯周病学会認定衛生士って?という内容でご講演いただいた。

知識を学ぶ前に、歯科界の動向にアンテナを張ることが大切ということで、国が国民向けにいろいろと情報提供していること、また、国民が何を求め、どうして行きたいのかを把握した上で、知識を学ぶことの大切さを教えていただいた。

福池先生は、日本心理学学会認定心理士の資格もお持ちで、その知識や観点から、患者さんとコミュニケーションを取り、治療を進めていった数々の症例をご提示いただいた。

的に知識をどんな風に活用し、どのように患者さんに接して行くかというところを示していただき、とても参考になった。    

そしてさらにステップアップとして日本歯周病学会認定歯科衛生士も目指してみませんかというご提案も聞くことができた。 午後の野田めぐみ先生は、①医療接遇(患者さんとのコミュニケーションの実際)、②医療面接、③コミュニケーションスキル、④口腔内審査、⑤症例紹介という内容でのご講演いただいた。 前半の知識的な理解をさらに細かく学び、医療面接でのコツや一般的な接客とは違う医療接遇について具体的にお示しいただき、患者さんを包括的にとらえる方法を教えていただいた。

そして日々の臨床での歯科衛生士コミュニケーションあるあるのコーナーを時々挟んでいただき、私もあるあるとうなずきながら講義を受けることができた。

今回の講習は、新人歯科衛生士からベテランまで幅広い層に向けてわかりやすく知識を得る内容となっており充実した一日となった。あと、残り2回の講義も楽しみです。

歯科衛生士定着委員会 西尾 いづみ

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