• 2023年02月25日

    【研修会報告】多職種連携Ⅰ 地域におけるリハビリテーション職種と連携しよう!

今年度19回目となる愛知県歯科衛生士会研修会が、2月12日(日)にオンラインにて開催された。

午前は名古屋医健スポーツ専門学校の作業療法士佐藤嘉晃先生に、リハビリテーションの歴史や理学療法及び作業療法士法整備を踏まえた解説から作業療法士と理学療法士の職種の役割の違いを確認する事が出来た。 病態別の身体状況については、活動や感覚と神経心理について作業療法士の視点と口腔管理等で歯科衛生士に関連する項目の視点を詳しく解説いただいた。 その中で、姿勢により、腕の可動域の制限や開口制限が起きたりすることもあるため、姿勢や体幹の評価は、正面だけでなく、円背、反り腰、顎や肩やひじの位置などの観察の重要性と対応について学ぶ事が出来た。

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 午後からは、みんなのかかりつけ訪問看護ステーション緑所長の理学療法士板谷敬晴先生にご講義いただいた。リハビリ職種の中でも理学療法士は、起き上がり、立ち上がり、歩行など日常生活の中でも基本的動作能力の回復を担い、動作分析が職業病だという板谷先生のユーモラスなお話からはじまった。訪問看護ステーションの所長という視点から介護保険の仕組みや歯科衛生士を含めた現場のイメージが浮かぶ具体的な連携例を多数提示いただき、多職種の連携の重要性と歯科衛生士としての役割を改めて確認する事が出来た。

受講者からは、各リハビリ職種の専門性について理解出来、連携をとることで患者さんの可能性を広げれると感じたり、訪問する基本的な心構えを学べたとの感想があった。オンラインでも、グループディスカッションなど受講者同士の意見交換などを希望する声もあり次年度の研修会の改善点として検討していきたい。   生涯研修委員会 塚本圭子

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