春の訪れの感じられる3月17日（日）、愛知県歯科医師会館にて「平成24年度専門的口腔ケア対応人材育成研修　症例発表会」が開催されました。会員研究発表を同時開催したこともあり当日、会場の1F研修室は立見席が出るほどの盛況ぶりでした（参加者53名、内歯科医師5名）。

　症例発表では、専門用語の説明を加えた丁寧な発表が行なわれました。また、参加してくださった歯科医師の先生方からは、多職種が相互に連携する中で自分の役割を発揮しようとする場合の職域への配慮、呈示すべきデータなど、具体的な助言をいただきました。

 

研修生の近藤さんからは「今回の症例に関わらせていただいたことで食事摂取量だけでなく、全身の栄養状態をきちんと評価し対応していくことが、嚥下機能、口腔機能にも影響するということを学んだ。今までは口腔内を中心に見ていたが、今後は自分の現場にもぜひ活かしたい。」との感想が述べられました。

また、参加者からは、「老健施設に携わっているが、症例と同じようなケースを自分も体験している。分析・評価の大切さ、問題について細かく整理された関連図が大変参考になった。」との意見がきかれました。

　1年間、講義と臨地実習に真摯に取り組んできた、研修修了生の今後の活躍が期待されます。

 

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