• 2020年09月10日

    研修会「嚥下障害患者に対する"効果的"な介入」開催報告

今年度2回目の愛知県歯科衛生士会研修会が830日にオンラインにて開催された。

 

前回に引き続き、谷口裕重先生(朝日大学歯学部口腔病態医療学講座摂食嚥下リハビリテーション分野 准教授)と、大島亜希子先生(朝日大学医科歯科医療センター歯科衛生部)、松永奈津希先生(愛知県歯科衛生士会)3名の講師より「嚥下障害患者に対する"効果的"な介入」と題して講義いただいた。

 

講義前半は、谷口先生と大島先生より、筋萎縮性即索硬化症(ALS)患者の症例を用いて、ALSの疾患の特徴や進行過程について提示いただき、生命予後を予測しながら疾患背景に考慮した歯科衛生士の介入について解説いただいた。後半は、松永先生より、高齢者施設入所者の現状や、そこに関わる歯科衛生士の具体的な介入について提示いただいた。ミールラウンドでの歯科衛生士の役割を解説いただく中で、受講者も日常的に対応するであろうアルツハイマー型認知症患者の症例を用いて、評価や対応方法についてお話いただいた。

 

今回は、2回目のオンライン研修会ということもあり、前回の課題でもあった接続トラブルも少なく、全体を通して比較的スムーズに進行した。講義中も受講者に意見や質問を募り、オンタイムでフィードバックを行う時間を設け、講師陣よりたくさんの回答をいただいた。

集合型研修の質疑応答の代替として有用に利用することができるため、今後の研修でも受講者参加型を取り入れていく予定である。

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