• 2023年08月28日

    【研修会報告】今年度は実践的に摂食嚥下を学ぼう!②

8月20日(日) 朝日大学歯学部 摂食嚥下リハビリテーション学分野 教授 谷口裕重先生より『今年度は実践的に摂食嚥下を学ぼう!②』というテーマでご講義いただいた。
今回の開催形式は、7月30日(日)に行われた 『今年度は実践的に摂食嚥下を学ぼう!①』と同様に事前学習として『摂食嚥下訓練の対象と適応判断』と題する講義動画を視聴し、集合型の研修を受講するものであった。
午前の部では、座学にてサルコペニアやリハビリテーション栄養、ミールラウンドのポイントである5期モデルの特徴や障害について段階ごとにわかりやすく説明していただいた。摂食嚥下訓練は対象や効果を実際の写真や動画を用いながらとても丁寧に説明していただき、事前学習の内容と重ね大変理解が深まった。
午後の部では、グループワークと摂食嚥下訓練の実習を行った。グループワークは経験別に未経験・5年未満・5年以上・10年以上のグループに分かれ、一症例を用いて問題点と適応ある訓練を選択し、グループごとに検討内容を発表した。未経験者が多いグループでも活発に意見が上がっており、座学での理解度の高さが感じられた。摂食嚥下訓練の実習は実際に行うことで、技術を習得でき、集合型研修の良さを体感できた。
各グループに朝日大学歯学部 摂食嚥下リハビリテーション学分野からお越しいただいたファシリテーターがついてくださっていたため、密度の高い内容であり活発な意見交換もみられたため、充実した研修となった。
今回、参加者の勤務先や経験年数は様々であり、摂食嚥下を習得するニーズの高さが伺えた。求められる力(多職種と対等に話せる力)を身につけ、歯科衛生士の活躍の場を広げていきたい。

病院歯科保健委員 岩瀨賀惠
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