• 2024年11月24日

    【研修会報告】歯科衛生士に必要な全身疾患の知識-認知症-

2024年10月13日~27日 愛知県歯科衛生士会研修会がIOCiLのタイアップ、(一社)石川県歯科衛生士会の共催でオンデマンド配信された。

「歯科衛生士に必要な全身疾患の知識」のテーマでは3回の研修会を予定しており、9月に開催された脳血管疾患・神経筋変性疾患に続き2回目となる。

今回は「認知症」について桶狭間病院藤⽥こころケアセンター 渡邉理沙先生にご講義をいただいた。 受講者は86名でオンデマンド研修会ということもあり全国各地から受講申し込みがあった。

講義では認知症の種類、それぞれ初期、中期、後期に出現する症状から対応方法について、使用される薬剤についても解説いただいた。またコミュニケーションのポイントやユニットでの配慮点、口腔衛生管理を実施する際の工夫等など、すぐに実践できるような内容を多く提示いただいた。

認知症の患者本人から情報収集をすることが困難な場合もあるが、私たちが認知症の知識を持ち、医療面接では本人だけでなく、家族や周囲も含めて情報収集を行うことで同じ認知症であっても個別的に対応することができる。個別的な対応が必要である。と学ぶことができた内容であった。

超高齢社会の今、今後益々どの現場においても認知症の方と接する機会が増えていくと考えられる。認知症への深い知識と適切な対応方法が歯科衛生士にも求められると改めて感じた研修会であった。

生涯研修委員会 松永奈津希

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