• 2021年08月10日

    【研修会開催報告】歯科衛生士が行う摂食嚥下障害の対応Ⅰ "改めて"学ぶ摂食嚥下障害の基礎

今年度4回目となる愛知県歯科衛生士会研修会が81日に開催された。

今回のテーマは、

「歯科衛生士が行う摂食嚥下障害の対応Ⅰ"改めて"学ぶ摂食嚥下障害の基礎」とし、

朝日大学歯学部摂食嚥下リハビリテーション学分野の谷口裕重先生をお呼びして

講義いただいた。

 

午前は、嚥下に関わる解剖・生理学などの基礎知識、

摂食嚥下の5期とプロセスモデルについてお話いただいた。

嚥下に関連する神経・筋群等の解剖学を中心に

嚥下反射が誘発される機序について知識を深めることができた。


午後は、摂食嚥下のスクリーニング評価と機能訓練についてお話いただいた。

嚥下障害を発見するポイントやスクリーニング方法、

リハビリテーション栄養について学びながら訓練の目的や、

どのような患者が訓練の適応となるのかを知ることができた。


今回の研修会は県外からの受講された方が多かった。

また、実務経験が10年以上の受講者が約8割を占め、

臨床で様々な患者に対応してきた歯科衛生士が

摂食嚥下に対して関心を持っていることがうかがえた。

病院だけでなく、地域の一般開業医で勤務する方や
訪問診療に関わる歯科衛生士も、
様々な疾患や障害を持った患者と関わる機会が増えてきている中で、
今後ますます摂食嚥下に対する知識や技術が必要とされる
場面も多くなることが予想される。
研修会で学んだことを日々生かしながら
知識と技術を向上させる必要性を改めて感じた研修会であった。

生涯研修委員 江田麻理子

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