今年度8回目となる愛知県歯科衛生士会研修会が10月24日に開催された。
午前は、愛知県歯科衛生士会 小林由紀子先生より『介護度・生活機能に関する評価』というテーマでご講義いただいた。
介護保険のしくみや各介護度の状態、生活機能評価の必要性等についてお話をしていただき、患者さんの状態をより適切に評価するために各専門職がチームで状況を判断することの重要性を理解できた。
午後は、同じく愛知県歯科衛生士会 渡邉理沙先生より『ミールラウンドでの歯科衛生士の役割』というテーマでご講義いただいた。
ミールラウンドでの観察ポイントについて、歯科衛生士がどのような役割を担っているかを交えながら詳しく解説していただき、観察時にどこに着目すべきかをしっかり理解することができた。
地域において多職種と連携する機会が増えていく中で歯科衛生士の専門性を発揮し、根拠を持って客観的に評価することの必要性を強く感じた。また、他の職種の特性や役割についても把握し、各々が判断した内容を総合的に評価する力を持つことが重要であることも再確認できた研修会であった。
生涯研修委員 江田 真理子