2022年02月01日
【研修会開催報告】小児・障害児に関する基礎知識と対応方法
今年度13回目となる愛知県歯科衛生士会研修会が1月10日に開催された。
今回は『小児・障害児に関する基礎知識と対応方法』というテーマで、愛知県医療療育総合センター中央病院の歯科医師加藤篤先生と、歯科衛生士田中恵先生を講師としてお迎えした。
午前は、田中恵先生より、障害者歯科での歯科衛生士業務だけでなく障害の特徴や診療における配慮、口腔ケア時の工夫等、動画を交えてわかりやすくご講義いただいた。 障害の種類によって特徴を理解する事や対応時の声かえなど具体的なコミュニケーション方法を提示いただき理解を深めることが出来た。
午後は、お二人の先生とZOOMのチャット機能を活用し、受講者参加型の症例検討を行った。様々な症例に対し、受講者の実体験からの意見も多く、活発な症例検討が出来、非常に有意義な時間となった。
この研修会をとおし、リスク管理、摂食嚥下機能、障害に関することなど、歯科衛生士にも求められる知識は多岐に渡ることが再認識できた。また知識だけではなく、目の前のケースに歯科衛生士としてどう関わるべきかを考える力や、患者さんの状況が今後どう変化していくのかを予測する力を鍛えていく重要性を感じた。知識を増やしスキルを身に着けながらも、患者さん自身や家族の想いに寄り添うことを忘れないようにしたいと強く感じた研修会であった。
受講者からは、現場での対応について疑問としていた事が解決できた。症例検討で多くの意見が聞けて勉強になったと、好評な意見が多く聞かれた。
生涯研修委員 江田 麻理子