2023年12月25日
【研修会開催報告】 「歯科衛生士が行うリスク管理① 呼吸器の基礎」
今年度12回目となる愛知県歯科衛生士会研修会が12月3日(日)にオンラインで開催された。 今回は、愛知県歯科衛生士会 柴田享子先生より「歯科衛生士が行うリスク管理① 呼吸器の基礎」というテーマでご講義いただいた。 午前は、講義解説前に在宅患者の症例写真の観察から読み取れる歯科衛生士としての視点の問いからはじまり、ZOOMのチャット上へ既に現場で活躍している歯科衛生士からの様々な回答があがった。その後、リスク管理をするうえで必要な呼吸器の解剖・生理について、呼吸器系の器官や呼吸筋や横隔膜・胸郭の動きについて分かりやすく解説いただいた。今後も、歯科衛生士が病院・施設の多職種の中で連携していくためには、解剖や生理についての理解が大変重要だと改めて感じた。 午後は、呼吸アセスメントついて呼吸観察時のポイントなど、性別や発達段階に特徴があり疾患や姿勢等の個別性が影響するため呼吸の深さやリズム、脈圧など視診・触診・聴診の必要性について現場での経験も踏まえ解説いただいた。聴診については、聴診部位を確認しながら正常音や副雑音を聞くことが出来た。受講者からは、「呼吸不全患者の対応に必要な基礎知識を学ぶことができ、臨床で気をつけるべき着目点を学ぶことが出来た」や「オンライン研修会でしたがZOOM内で挙手をしたり、チャットで講師と会話をしたり繋がりがあったので 対面で研修しているようでした」と好評な感想が多く聞かれた。 生涯研修委員会 塚本圭子