2024年12月30日
【研修会報告】歯周基本治療の実践ー歯周基本治療の基礎技術を身に着けよう!
2024年12月15日(日)、愛知県歯科衛生士会研修会が開催された。
D-WESTAIL合同会社代表/愛知県歯科衛生士会 西尾いづみ先生をお招きし、「歯周基本治療の実践、歯周基本治療の基礎技術を身につけよう!」というテーマでご講義いただいた。
午前の講義では医療面接の目的について学んだ。歯周治療を行う前に患者さんの状態を把握し、どこに問題があるのかを様々な側面から情報を収集して正しく評価、記録をし、チーム医療や多職種連携における情報共有の大切さや、患者さんへの傾聴の姿勢で信頼関係を築いて導いていくことの大切さを改めて認識した。
またX線写真で読み取れる情報だけではなく歯科的既往歴そこに至るまでの歴史、必ずしもSRPが必要なのかを考え答えが出せる知識の大切さを学んだ。
さらにシャープニング実習、器具とストーンの適切な角度、テストスティックの活用法、臨床でおすすめのスケーラーやストーンの紹介もあった。
午後からのプロービング、SRP実習では、正しいプロービング法だけではなく正確に歯の動揺度を手指を使用して感じ取る方法、参加者の半数以上が使用に不安があり実際に活用できていなかったファーケーションプローブによる分岐部病変の有無と程度の探知なども学び明日からでも臨床に役立てる内容となった。
基本的な施術方法を改めて確認するとともに応用的なコツを掴むことがSRP上達のポイントと再確認ができた。
高齢者医療福祉委員会 伊藤 麻里